2016.6.27
ヘッドハンターを説明する最良の方法(2016.05.31)

「すべての人を、ヘッドハンターに。」
弊社のロゴを見るたびに、最近は悩みます。
「おっ」と多くの人が思う一方で、
「なんだそりゃ」という疑問が湧く。
そこまではいいのですが、この言葉、
どんな説明をしても本当に難しい。

これまでの経験を振り返ってみると、
少なくとも3つはハードルがあります。

1.ビジネスモデルが分からない。
とにかく逢う人を片っ端から転職させる、という勘違い。
慣れてはいますが、実際に大手企業のエージェントが、
転職サイトの登録者を片っ端から転職させているため、
「あれと何が違うの」と聞かれると、本当にややこしい。

こちらは、たくさんの人とネットワークを作る仕事で、
本当に必要な時にだけお手伝いするのが理想なのです。
それで仕事としても成り立つことは、このコラムでも、
「ヘッドハンターの経済学」として検証しましたが、
これを説明するだけでも、かなりの時間がかかります...。

2.身近にいない。
国内でも、転職サイトに頼らず、自社や個人のチカラで、
ネットワークを広げていくヘッドハンターのスタイルは、
本当に数えるほどの人でしか、実施されていません。

もともとマーケットでもニーズが少ない前提があり、
(ニーズ=高額な報酬をかけてまで雇いたい)
広いマーケティングをする必然性もないですから、
「この前、ヘッドハンターに会ったよ」という話は、
コンサルなど一部の業界を除き、あまり見かけません。
説明のスタートラインが、最初からかなり手前にある。

3.風説が多い。
その上、本当にごく一部の同業者だとは思いますが、
不適切な転職を無理矢理薦めるケースなどがあると、
そうした話はいくつも尾ひれが付いて広がります。

いよいよ最初から怪しまれてしまおうものなら、
こちらも相当フェアに細かく説明しないと、
きちんとした信頼を得ることができません。

と、改めて「ヘッドハンター」の説明は困難が多い。
どうにかうまいやり方はないだろうか。
いつも思い悩む日々を続けています。

しかし、先週の弊社イベントで、
「実際にある人を想定し、他の職業を提案しよう」
というロールプレイを実践してみたところ、
弊社のメンバーからの反響は思いがけないほど。

「これは、いろんなことを理解しないといけない」
「これができれば、自分のキャリアも考えられる」
「キャリアの勉強の意味がやっと分かった」
まさに、百聞は一見にしかず。
面白くなると思ってはいたものの、目から鱗でした。

「やってみる」これが最良の答えだったんですね。
こういう場をもっと広げていくことで、
終身雇用が当たり前ではなくなった時代に、
もっとみんながキャリアを考える場を作る。
そんな見通しに、スッと光が差してきたように思いました。

しかし、その場にお誘いするにあたっても、
やはりまた説明の資料が必要になるということで...。
一方で説明資料との格闘はまだまだ続きそうです。
とはいえ、前進あるのみ、かな。