2016.2.23
面談は服装で決まる、のはもったいない。

ご面談にあたり、よく頂くご質問のなかに、
「どんな格好で行ったらいいですか?」
というものがあります。

当方がお相手になる場合は、
「別に、お好きな格好でお越しください」ですが、
これが紹介先の社長や役員とのご面談となると、
この質問の意味は、だいぶ違ってくるでしょう。

普段はお目にかからないような方を相手にするわけで、
こうした質問が浮かんでくる気持ち、よく分かります。
自分だって、最初の頃は本当にドギマギしましたから...。
(もちろん、そんな風には絶対に見せませんが)

答えを考えると、もし最適解を求められるなら、
「無難が一番」この考えに尽きます。

よく考えてみてください。
面談において、服装が理由になって、
「なんかいい加減な格好をしてきて...」
という減点は、確かにありうる話です。

しかし、「アイツの格好は素晴らしい。最高だ!」
と喜ばれるケースなんて、本当にありうるでしょうか?

服装は減点理由にはなりますが、
決して加点理由にはなりません。
なったとしても、とてもレアケースで、
そんなものを最初から狙ってはいけないのです。

よほどご自身に何らかのポリシーがないかぎりは、
まずは「無難」を選ぶのが一番です。
そんなことで、自分自身の本当の価値を打ち消されたら、
とてももったいない、とは思いませんか。

「オレの服の趣味が分からないヤツはどうでもいい」
そのポリシーは大変立派ですが、キャリアにおいては、
自身の可能性を狭めているかもしれません。
人間、何かを得るためには、ちょっとした我慢も必要なところはあります。

では、無難とは?間違いなくスーツです。
極めてノーマルで、そして目立たないこと。
そこから、どれだけ砕けてもいいかは、
あとは相手先の事情によって千差万別。

例えば、相手が金融系の出身者であれば、
ネクタイはびしっと締めるべきでしょう。
成長中のベンチャーなら、なくてもいいかも。
前者なら、ワイシャツは白であるべきで、
後者なら,少しカジュアルでも大丈夫。

とはいえ、あまり面談者の服装が違いすぎると、
なんとなく違和感も出てしまいますので、
この辺は、ケースバイケースのものとして、
ヘッドハンターのセンスも、問われているかもしれません。

ちなみに、ヘッドハンター自身は?
振り返ると、私がこの仕事を始めたとき、
百貨店出身の先輩(女性)がいらっしゃって、
その心得を事細かに教えてくださいました。

ヘッドハンターは誰にでもめぐり逢う仕事。
つまり、誰からも減点されてはならないわけです。
である以上、男性は地味なスーツで黒とか紺、
ストライプはダメ、あっても目立たない程度で、
シャツは白以外あり得ない、ネクタイも地味に。

その代わり、靴と時計だけはイイものを。
何から何まで地味だと、貧相に見えますからね。

以来、どんな仕事でも、よほどのことがなければ、
必ず白いシャツに目立たないネクタイをしています。
どんな季節でも、どんな相手でも変えません。
時計は?それはどうかご面談の際に、お確かめを。